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ジュエリーレポート Vol.16 ~ トルマリン ~

★ トルマリンの名前の由来 ★
今と昔は違う石?
もともとは、古代スリランカで黄色いジルコンを指していたとされる『トルマリン』の名前の由来には諸説がありますが、ジルコンに混ざって取引されたことから、トルマリン固有の名前へと変化していったと言われています。

このトルマリンの語源として最も一般的なのは、シンハリ語に由来するとされるものです。

『tura mali(トゥラ マリ)』の『灰をひきつける』と言うものと、『turmali(トルマリ)』の『
色々な色』を意味するといわれるものです。

エレクトリック・ストーンと言う別名をもつトルマリンの和名は『電気石』です。


★ トルマリンの性質と色のバリエーション ★
~トルマリンは大家族?~
地球上で最も多くの色合いを持つ宝石、とも言われるトルマリンのカラーバリエーションは大変豊富です。

稀少性の高い順にその色を並べると、無色透明⇒パライバ・カラー・ブルー⇒深緑色⇒赤色⇒ゴールデン・イエロー⇒紫色⇒藍色⇒青色⇒黄色⇒ピンク⇒緑色⇒ブラウン⇒黒色となり、
およそ全ての色が揃えられる珍しい宝石です。

このため、トルマリンは、トルマリン族とも言われる程の大家族のバリエーションが揃います。

また、トルマリンはその名前の由来からもわかるように、熱や圧力を加えると
静電気を帯びる性質があります。

多くの宝石の中でも、トルマリンは特別な特徴を備えている宝石なんですね。

お手入れの際には超音波洗浄を避け、中性洗剤でそっと洗って下さい。

また、スポーツや熱に触れる家事の際ははずす様に習慣づけて下さい。


★ トルマリンの歴史 ★
~トルマリンの歴史は実はまだ浅い?~
トルマリンという宝石が固有の宝石として認識される様になったのは、実は18世紀以降のことなんです。

それまでは他の宝石と混同されていたり、トルマリン族という種類の一つとして
認識されていなかった為に、それぞれが別種の宝石として色によって違う名前を持っています。

ビクトリア朝では、ショールと呼ばれる黒色のトルマリンが喪服用のジュエリーとして使われていました。
濃い赤色を示すことから、ルビーの代用品とされた事もある『ルべライト』トルマリンのペンダント。


日本ではピンクのトルマリンが10月の誕生石としても知られていますが、これはアメリカでの誕生石にちなんだもので、オーストラリアではグリーンのトルマリンが5月の誕生石とされています。

子供の発熱を抑え、安眠へと誘う宝石ともされていたトルマリンには、不思議な魅力が輝きます。

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